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二人の七夕のようです
オムさんのところの七夕企画に滑り込み間に合うかうぇうぇwwと書いたはいいものの
結局間に合わなかったのをのせておきます

言えない……100行制限が会話と会話の間の空欄も含めての100行かどうか悩んでいるうちに十二時まわっていたなんt



( ^ω^)「待ってたお、ツン」

ξ゚⊿゚)ξ「何よ改まって、ブーン」

( ^ω^)「何って、今日は七夕だお。一緒に天の川見る約束したお」

ξ゚⊿゚)ξ「あぁ……そうだったわね。ねぇ、あたしね、小さい頃は天の川って
      とても甘い物だと思っていたわ」

( ^ω^)「おっ、ブーンもだお」

ξ゚⊿゚)ξ「そうよね。絵本で見る天の川はミルクセーキみたいな色で、
      金平糖のように優しい色の星が沢山浮かんでいたの」

( ^ω^)「英語でミルキーウェイって言うくらいだおね。天の川を見ては涎を垂らしたもんだお。
      フヒヒ、そんなツンさんに、ブーンからの差し入れだお!」

ξ゚⊿゚)ξ「ミルクセーキ……? あたし、アンタにこの話したっけ?
     随分気が利くじゃない、ブーンなのに。

(;^ω^)「ひどいお!天の川見ながら天の川を飲もうってブーン頑張ったんだお……!」

ξ;゚⊿゚)ξ「ば、ばか泣かないでよ! 飲むから!」

( ^ω^)「おっ。美味しいかお?」

ξ*゚⊿゚)ξ「……おいしい。何よこのミルクセーキ。私が想像した天の川と一緒の味だわ!」

(*^ω^)「おっおー。ブーンとツンの味覚が一緒だったんだおー。
     でも天の川のイメージに近づけるよう、沢山試行錯誤したんだお!」

ξ///)ξ「あ、ありがと……ブーン……」

ξ゚⊿゚)ξ「ねぇ……小さな頃に想像した天の川は、ただの星屑だって、今は分かってるんだけどね。
      それでも毎年この日が来るたびに、信じちゃってるのよね、未だに」

( ^ω^)「あれ……」

ξ゚ー゚)ξ「うん、サンタクロースとかはさ、信じてないのに、」

( ^ω^)「……織姫と彦星かお?」

ξ;゚⊿゚)ξ「ちょっと。やっぱりあたしアンタに話した事……」

( ^ω^)「おっ。ブーンとツンが付き合って初めての七夕だお。知るはずがないお……大体、
      今日信じてるなんてわざわざ言うって事は……」

ξ;゚⊿゚)ξ「そ、そーよねそういえば。予想つくわよね、あ、あはは……」

ξ゚⊿゚)ξ「ねぇ、ブーン」

( ^ω^)「お?」

ξ゚ー゚)ξ「今日晴れて良かったわね」

( ^ω^)「だお」

ξ゚ー゚)ξ「織姫と彦星は、会えるかしら?」

( ^ω^)「大丈夫だお! 一年に一回だけ会えるんだお、天気なんか関係ないお! 
     絶対会えるんだお! 会うんだお!」

ξ゚ー゚)ξ「ふふ……あ、ほらブーン。短冊、吊さないと……」

ξ;゚⊿゚)ξ「あ、あれ?短冊どこやったかしら……? おかしいな、持ってきたはずなのに……」

(*^ω^)「おっお。ツンはドジッ子だおwww萌えスwwww」

ξ;゚⊿゚)ξ「う、うっさいわね! ちゃんとここに……あれ? あれ?」

( ^ω^)「ふふん、ブーンが余計に持って来てるお、使ってお」

ξ゚⊿゚)ξ「ありがと……て、何枚切ってるのよアンタ」

( ^ω^)「フヒヒwwww楽しみすぎて短冊切りまくっちゃったおwwwwww」

ξ;゚⊿゚)ξ「ちょっ、あんたどんだけ……まぁいいわ。書くから見ないでよっ!」

( ^ω^)「おっおー。天の川飲んで待ってるおー」


ξ゚⊿゚)ξ「よし、書けた。吊す笹は……」

( ^ω^)「あっちにあるお」

ξ゚⊿゚)ξ「あら、本当。随分沢山吊ってあるのねぇ。よし、この辺りに……っと」

( ^ω^)「お? 何を書いたのかお?」

ξ;゚⊿゚)ξ「ちょっ、や、やめなさい見るなッ!」

(#)ω^)「メメタァ! い、痛いおツン……こればっかりは慣れんお……」

ξ゚⊿゚)ξ「……」

( ^ω^)「お? どうしたおツン?」

ξ゚⊿゚)ξ「ねぇ、ブーン。来年も一緒に見れるかな?」

( ^ω^)「おっ。もちろんだお。来年も一緒に天の川を飲んで短冊かいて、織姫と彦星の話をするんだお」

ξ゚ー゚)ξ「うん……」

満足そうに微笑んだツンは、愛らしい瞳をそっと閉じてもたれかかる。風か彼女の巻き髪をさらった。
夜空に閃く金の髪は、まるで天の川のよう。
ツン、と小さく声をかけると彼女は睫毛を震わせながら目をあける。

( ^ω^)「……ツン」

ξ゚-゚)ξ「……」

けれど、そこに彼女はいないのだ。くるくると表情を変え、照れながら僕を罵り、天の川に瞳を輝かせる彼女は。
ごっそりと表情の抜け落ちた彼女は、胡乱な瞳で空を見上げる。水晶体に映る濃厚な夜空と、
そこに横たわるささやかな天の川に彼女は何を思うのだろうか?

( ^ω^)「……ごめんお、ツン。本当は、何度も何度もその話は聞いているんだお」

ξ゚-゚)ξ「……」

( ^ω^)「もう同じやり取りをするのも、今年で十回目だお……」

決して届く事のない僕の謝罪。
壊れてしまったテープレコーダーは、一年に一度だけ同じ会話を流すのだ。一言一句、狂いもないまま。

びゅう、と風が吹く。笹の葉はさらりとあえかなる音をたてる。
笹竹には、十年分の短冊がゆらゆらと揺れている。
一言一句狂いのない、十年分の彼女の思い。

『来年も、ブーンと七夕を迎えられますように』

(つω;)「……」

( ^ω^)「風が強くなってきたお……。ツン、病室に戻ろうお」

ξ゚-゚)ξ「……」

反応する事はないと解っていても、声をかけてしまう自分が惨めだと思ったし、一途だとも思えた。

車椅子のハンドルを握り、ゆっくりと押していく。
そうして僕はまた歩みだすのだ。
今日と同じ会話を繰り返す、来年のこの日に向かって。

一年をかけ、ゆっくりと天の川を歩む彦星のように。
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短編
3 0

comment
なんだか切なくなりました。

ちなみに全部入れて100行ですねー。
フォーム自体に制限かけていなかったので、超えていた人も数名……。
2008/07/08 10:18 | | edit posted by オム
これは……素晴らしい
2008/07/09 12:09 | | edit posted by 名無しさん
>オムさん
ありがとございます~切なさ萌え。しかしありきたりなネタだなあ……。
やっぱ空欄含めて100行だったのですね。話の途中ですでに80行突破していたので諦めましt
うわぁあんでもオムさんや芸さんに絵を描いてもらえるチャンスがあったのかと思うと……!
俺のバカアアアアー!!

>※2
どうもありがとうございます!たまにはしんみりした話をと思いつつ、
書き終わってみたらいつも通りのバッドエンドでしたっていう/(^o^)\
2008/07/09 23:15 | | edit posted by 餅
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