27,
2010
最後に投下したのが08年なので……二年ぶりか。
ひさーーーーーーーしぶりにSS投下してきたぜ
やっぱりオチ手前で猿っちゃうのはデフォのようです。
投下間隔どんくらいあければ猿撃退できるの……?
あとついでに行数ってMAX30行だっけ……。
メモ帳で考えなしに書きなぐってるので、投下する段階でオゥフwwwエラーでござるwww
ってなるんだけど
まぁ、それはともかくどうぞ。
ひさーーーーーーーしぶりにSS投下してきたぜ
やっぱりオチ手前で猿っちゃうのはデフォのようです。
投下間隔どんくらいあければ猿撃退できるの……?
あとついでに行数ってMAX30行だっけ……。
メモ帳で考えなしに書きなぐってるので、投下する段階でオゥフwwwエラーでござるwww
ってなるんだけど
まぁ、それはともかくどうぞ。
答えるものは、誰もいない。
――ごめんお、ツン。僕が悪かったんだお!!
辺りは、ゆっくりと闇に包まれていった。
いつの間にか降りだした雨は、一向に止む気配を見せない。
許してくれと叫んでも、助けてくれと、愛していると叫んでも、彼女は一度も振り返らなかった。
今更すぎたのだろう。こんな仕打ちを受けてから、それに気付くとは。
――ああ、そうだ。全ては僕が招いた結果だ。痛む頭も、去っていく彼女も。
自分の愚かさに、改めて反吐が出そうになる。
『これが現実である』と、認めるしかない事は解っていたのに。
認めたくなかった。
自分が愚かな存在であることを。彼女の好意を踏みにじってきた事を。
この頭の痛み、無機質な彼女の顔、姿、持ち物や雰囲気に至る全て。
何もかも。
認めたくなかったから。
僕は泣いた。大声をあげて。恥も外聞もかなぐり捨て、ただひたすら。
( ;ω;)「おおッ、おおォオ――……!」
僕の前に立ち尽くしていた彼女の目に浮かぶ、深淵なる闇を思い出す。
僕はそれ程までに、彼女を追い詰めていたというのか。
あえかなる光すらない、彼女の暗い目。
絶対の暗闇。
ξ゚⊿゚)ξ「さよなら。私の好きだった人。まぁ、もう会う事もないでしょうけどね」
彼女の言葉が、頭の中で反響する。それは酩酊状態で聞く声のように、まるで現実感を伴わないものだった。
……あぁ、痛い、頭が。心よりも頭が。
頬に流れるものは、そぼ降る雨か、僕の涙か、それとも――
(;゚ω゚)「ゲハーッ!!」
そう思った瞬間、僕は間抜けな声を上げていた。
次いで、頭に感じる酷い痛み。
目の前が真っ赤に染まった気がした。
だが、それも一瞬。
くすくすという可愛らしい笑い声が辺りに響く。地面に倒れ込む、無様な僕の姿がお気に召したのだろうか。
どうやら僕は、横っ跳びするようにすっ飛んだらしい。
ぐるぐると回る視界に飛び込むのは、ほほ笑んだ僕の彼女、ツンの愛らしい顔だった。
彼女は、倒れこむ僕の前にすっと立つと、覗き込むようにして視線を合わせる。
ξ゚ー゚)ξ「……どうしたのよブーン?」
ふふふ、とこみ上げる笑いを抑えられないかのように、彼女の肩は震えている。
その顔で、僕は混乱状態から一瞬にして現実に引き戻された。
ξ゚ー゚)ξ「目・が・覚・め・た・で・しょ?」
(;^ω^)「いや、あの……」
夢で見た彼女の姿と、現実の姿を上手く繋げられなくて、僕は愛想笑いを浮かべる事しかできない。
ξ゚⊿゚)ξ「もしかして、まだ寝ぼけてる? っていうか私を放っとくあんたが悪いんでしょ?」
(;^ω^)「え、あ、あれ? ち、ちょっとツンちゃん!? それ……」
教育的指導よ、と笑った彼女の手には、恐ろしく分厚い辞典が握られていた。
ごくりと唾を飲む。
(;^ω^)(……おいおい、それで殴ったのかよ、僕を)
青い顔のまま凶器を見止めると、頭痛が一層酷くなったような気がした。
特に首の付け根と、後頭部が痛い。
まるで車酔いをした時のように気分が悪かった。
ぐらりと視界が揺れる。
ちくしょう。僕が何したって言うんだ。ちょっとツンを放って、違う所へゴーしただけじゃないか。
そんな僕の心の声が聞こえたのだろうか。叫びと共に、拳……にしては破壊力のあるそれが僕に襲いかかる。
言い訳をさせてくれ、言い訳を! 放っておいたんじゃない、いや放っておいたのは確かだけど違うんだってば!
( ゚ω゚)「ちがう――げふぅッ!」
ξ#゚⊿゚)ξ「言い訳すんなオラァ!!」
ち、違うんですほんと、ね、聞いてツンこの胸の内!殴る前に!
(;^ω^)「あの、だから、」
……聞く耳もたず、といった風にツンの目がカッと開かれる。
取り付く島もないとはこう言うことだろうか。
結局、言葉らしい言葉を言えないまま、僕の目線は地面をさ迷った。
ξ゚⊿゚)ξ「さて……そろそろね、終わりにしましょうか。あんたと話すの疲れちゃった」
――え? な、何が?
慌てる僕を尻目に、ツンは天を見上げてぽつんと呟く。
ξ゚⊿゚)ξ「まぁ、丁度いい頃だしね」
そう言い、彼女は僕を見てにっと笑った。
ξ゚⊿゚)ξ「……いやね、雨降ってきたわ」
……あぁ、最悪だ。こんな時に雨なんて。
俯いた僕の頬にぽつんあたったのは、確かに雨粒だった。
その時。
ξ゚⊿゚)ξ「……白黒つけようって言ってんのよ」
彼女の、少し低い声が響く。
愛想笑いでごまかそうとした、僕の心を見透かしたかのような。
ξ゚⊿゚)ξ「聞こえてるんでしょ? 何とか言ったらどうなの、ブーン」
腕組みをして立つその姿は、正しく仁王。
図らずも、僕の足はがたがたと震えだす。
(;^ω^)「え? ええっと……」
ξ゚⊿゚)ξ「私が気付かないとでも思ったの?」
もごもごと言い淀む僕に、何かを感じたのだろう。
呆れたように僕を見るツンは、まるでエスパーの如く僕の言葉を先取りする。
ξ゚⊿゚)ξ「……サークルの後輩でしょ? しぃさん。仲いいみたいね?」
( ^ω^)「……なんで、そんな事……」
言ってから、墓穴を掘ったと思った。これじゃ完全に肯定している言い方じゃないか。
あぁ、しまったな。
( ^ω^)「……いや、しぃちゃんはただのともだ……」
ξ゚⊿゚)ξ「さぁ、どうかしらねぇ。嘘つきだもの」
突き刺さるようなツンの視線が痛い。
さっきまでの軽いノリが、まるで嘘のようだ。
(;^ω^)「う、嘘……?」
とても成功するとは思えないけれど。
何もしないよりはマシだと思ったので。
急にいたたまれなくなって、僕は苦し紛れに笑って見せる。
……世界が一瞬凍ったような気がしたのは、多分僕の気のせいではないだろう。
ξ゚⊿゚)ξ「うっそー」
しかし、僕の耳に飛び込んだのは、朗らかなその一言だったのだ。
ξ゚⊿゚)ξ「なーんてね」
くすくすと、さもおかしそうに笑ってツンが僕を見る。
ξ゚ー゚)ξ「信じてるわよ私は、あんたの事」
(;^ω^)「あうあう……」
ξ゚⊿゚)ξ「でも、それはそれ。これはこれ、よね? お解り?」
言い訳もごまかしも効かないとは。これはヤヴァい。
ゴゴゴゴゴ、という擬音が聞こえてきそうなツンの表情に、僕の顔から一気に血の気が引いたのが解った。
迫力ありすぎです、ツンさん。
ξ゚⊿゚)ξ「何言っても無駄だからね」
うぐ。少し吊り気味のアーモンドアイが、いつもよりもぐっと持ち上がっている気がする。
(;^ω^)「う、あ、あのツンさんあの僕は君を愛しているんです、はい」
取り繕うようにして放った言葉は、ツンに効果はないようだ。
予想してました、と言わんばかりに肩を竦めた彼女は、形のよい唇からはぁ、と盛大な溜息をつく。
ξ゚⊿゚)ξ「騙されないわよ。あんた困るといーーっつもそれだもん!」
(;^ω^)「申し開きのしようもありませんで……! でもブーンはツンちゃん一筋です!」
ξ゚⊿゚)ξ「もー! 嘘ばっかり! あんたが他の子と浮気するからいけないんでしょ!」
(;^ω^)「あの、それが男のロマンシング・性と言いますか……。あっ、嘘嘘、ツンちゃんその振り上げた拳しまってお!」
ξ゚⊿゚)ξ「変な言い訳すんな! 正直に言え!」
(;^ω^)「し、正直……さっきまで凄く嫌な夢を見てて、体調が優れないと言うか……思い出せないのが気持ち悪いというか……
だからつい、他の子と遊んじゃったというか……」
いやほんと、遊びだったんですよ。ただの。
……って、過去形かよ僕。
ξ゚⊿゚)ξ「あんたねぇ……信じらんない……言ってる事とやってる事がちがうでしょーが!」
可愛い顔で、可愛くない事ばかりを言ってくるツンが、僕は好きだった。
( ^ω^)「し、ししし失敬な! そんな、ブーンがダメ人間みたいに……」
ξ゚⊿゚)ξ「大体ね! あんたが私との約束をすっぽかさなきゃこんな事にはならなかったんだからね!」
(;^ω^)「デ、デスヨネー」
ξ゚⊿゚)ξ「……何笑ってるのよ。怒ってるんだからね、私は!」
( ^ω^)「おー……」
目の前の彼女と、思い出せない夢の世界の、おぼろげな彼女の姿を見比べてそっと溜息をつく。
ξ゚⊿゚)ξ「だーかーらー、聞いてる? ブーン……ブーンったら!」
( ^ω^)「はっ! ご、ごめんお!」
思い出せない世界に意識を傾けていた僕は、ツンの声で現実に引き戻された。
正直、どうでもよくなってきた。思い出すの面倒くさいし。
思い出せないのは気持ち悪い気もするけれど。
思い出せないのなら、それはそれ。大して気にするような事ではないのだろう。
そうだ、そんなことよりも、まずは焼きもちをやく彼女を宥めることが優先事項だ。
まぁ、今更愛してるだの言う雰囲気じゃないしなぁ……。
そう言えば、彼女の口から、ストレートに僕への愛が紡がれたのは、一体いつの事だったか。
ξ゚ー゚)ξ「ふふふ、あんたのそういう能天気な所、大好きよ。ブーン」
遠い昔の、素直じゃなくて、照れ屋で、焼きもち焼きな彼女の姿を見て、僕は小さく笑う。
可愛い、大好きだったその、ツンの姿を。
夢のような世界で。
曇天模様の空は、いつの間にか澄み渡っていた。
スレで混乱引き起こしてしまってごめんなさい
テクニカル()キリッ な事しようとしたばかりに……
スレにも書いたけど、リア充の痴話喧嘩見ても面白くねぇんだよクソ野郎と言う方は
タイトル通りにするとメシウマです。
ヒントは結婚前・結婚後のコピペ(答えじゃねぇか)
――ごめんお、ツン。僕が悪かったんだお!!
辺りは、ゆっくりと闇に包まれていった。
いつの間にか降りだした雨は、一向に止む気配を見せない。
許してくれと叫んでも、助けてくれと、愛していると叫んでも、彼女は一度も振り返らなかった。
今更すぎたのだろう。こんな仕打ちを受けてから、それに気付くとは。
――ああ、そうだ。全ては僕が招いた結果だ。痛む頭も、去っていく彼女も。
自分の愚かさに、改めて反吐が出そうになる。
『これが現実である』と、認めるしかない事は解っていたのに。
認めたくなかった。
自分が愚かな存在であることを。彼女の好意を踏みにじってきた事を。
この頭の痛み、無機質な彼女の顔、姿、持ち物や雰囲気に至る全て。
何もかも。
認めたくなかったから。
僕は泣いた。大声をあげて。恥も外聞もかなぐり捨て、ただひたすら。
( ;ω;)「おおッ、おおォオ――……!」
僕の前に立ち尽くしていた彼女の目に浮かぶ、深淵なる闇を思い出す。
僕はそれ程までに、彼女を追い詰めていたというのか。
あえかなる光すらない、彼女の暗い目。
絶対の暗闇。
ξ゚⊿゚)ξ「さよなら。私の好きだった人。まぁ、もう会う事もないでしょうけどね」
彼女の言葉が、頭の中で反響する。それは酩酊状態で聞く声のように、まるで現実感を伴わないものだった。
……あぁ、痛い、頭が。心よりも頭が。
頬に流れるものは、そぼ降る雨か、僕の涙か、それとも――
(;゚ω゚)「ゲハーッ!!」
そう思った瞬間、僕は間抜けな声を上げていた。
次いで、頭に感じる酷い痛み。
目の前が真っ赤に染まった気がした。
だが、それも一瞬。
くすくすという可愛らしい笑い声が辺りに響く。地面に倒れ込む、無様な僕の姿がお気に召したのだろうか。
どうやら僕は、横っ跳びするようにすっ飛んだらしい。
ぐるぐると回る視界に飛び込むのは、ほほ笑んだ僕の彼女、ツンの愛らしい顔だった。
彼女は、倒れこむ僕の前にすっと立つと、覗き込むようにして視線を合わせる。
ξ゚ー゚)ξ「……どうしたのよブーン?」
ふふふ、とこみ上げる笑いを抑えられないかのように、彼女の肩は震えている。
その顔で、僕は混乱状態から一瞬にして現実に引き戻された。
ξ゚ー゚)ξ「目・が・覚・め・た・で・しょ?」
(;^ω^)「いや、あの……」
夢で見た彼女の姿と、現実の姿を上手く繋げられなくて、僕は愛想笑いを浮かべる事しかできない。
ξ゚⊿゚)ξ「もしかして、まだ寝ぼけてる? っていうか私を放っとくあんたが悪いんでしょ?」
(;^ω^)「え、あ、あれ? ち、ちょっとツンちゃん!? それ……」
教育的指導よ、と笑った彼女の手には、恐ろしく分厚い辞典が握られていた。
ごくりと唾を飲む。
(;^ω^)(……おいおい、それで殴ったのかよ、僕を)
青い顔のまま凶器を見止めると、頭痛が一層酷くなったような気がした。
特に首の付け根と、後頭部が痛い。
まるで車酔いをした時のように気分が悪かった。
ぐらりと視界が揺れる。
ちくしょう。僕が何したって言うんだ。ちょっとツンを放って、違う所へゴーしただけじゃないか。
そんな僕の心の声が聞こえたのだろうか。叫びと共に、拳……にしては破壊力のあるそれが僕に襲いかかる。
言い訳をさせてくれ、言い訳を! 放っておいたんじゃない、いや放っておいたのは確かだけど違うんだってば!
( ゚ω゚)「ちがう――げふぅッ!」
ξ#゚⊿゚)ξ「言い訳すんなオラァ!!」
ち、違うんですほんと、ね、聞いてツンこの胸の内!殴る前に!
(;^ω^)「あの、だから、」
……聞く耳もたず、といった風にツンの目がカッと開かれる。
取り付く島もないとはこう言うことだろうか。
結局、言葉らしい言葉を言えないまま、僕の目線は地面をさ迷った。
ξ゚⊿゚)ξ「さて……そろそろね、終わりにしましょうか。あんたと話すの疲れちゃった」
――え? な、何が?
慌てる僕を尻目に、ツンは天を見上げてぽつんと呟く。
ξ゚⊿゚)ξ「まぁ、丁度いい頃だしね」
そう言い、彼女は僕を見てにっと笑った。
ξ゚⊿゚)ξ「……いやね、雨降ってきたわ」
……あぁ、最悪だ。こんな時に雨なんて。
俯いた僕の頬にぽつんあたったのは、確かに雨粒だった。
その時。
ξ゚⊿゚)ξ「……白黒つけようって言ってんのよ」
彼女の、少し低い声が響く。
愛想笑いでごまかそうとした、僕の心を見透かしたかのような。
ξ゚⊿゚)ξ「聞こえてるんでしょ? 何とか言ったらどうなの、ブーン」
腕組みをして立つその姿は、正しく仁王。
図らずも、僕の足はがたがたと震えだす。
(;^ω^)「え? ええっと……」
ξ゚⊿゚)ξ「私が気付かないとでも思ったの?」
もごもごと言い淀む僕に、何かを感じたのだろう。
呆れたように僕を見るツンは、まるでエスパーの如く僕の言葉を先取りする。
ξ゚⊿゚)ξ「……サークルの後輩でしょ? しぃさん。仲いいみたいね?」
( ^ω^)「……なんで、そんな事……」
言ってから、墓穴を掘ったと思った。これじゃ完全に肯定している言い方じゃないか。
あぁ、しまったな。
( ^ω^)「……いや、しぃちゃんはただのともだ……」
ξ゚⊿゚)ξ「さぁ、どうかしらねぇ。嘘つきだもの」
突き刺さるようなツンの視線が痛い。
さっきまでの軽いノリが、まるで嘘のようだ。
(;^ω^)「う、嘘……?」
とても成功するとは思えないけれど。
何もしないよりはマシだと思ったので。
急にいたたまれなくなって、僕は苦し紛れに笑って見せる。
……世界が一瞬凍ったような気がしたのは、多分僕の気のせいではないだろう。
ξ゚⊿゚)ξ「うっそー」
しかし、僕の耳に飛び込んだのは、朗らかなその一言だったのだ。
ξ゚⊿゚)ξ「なーんてね」
くすくすと、さもおかしそうに笑ってツンが僕を見る。
ξ゚ー゚)ξ「信じてるわよ私は、あんたの事」
(;^ω^)「あうあう……」
ξ゚⊿゚)ξ「でも、それはそれ。これはこれ、よね? お解り?」
言い訳もごまかしも効かないとは。これはヤヴァい。
ゴゴゴゴゴ、という擬音が聞こえてきそうなツンの表情に、僕の顔から一気に血の気が引いたのが解った。
迫力ありすぎです、ツンさん。
ξ゚⊿゚)ξ「何言っても無駄だからね」
うぐ。少し吊り気味のアーモンドアイが、いつもよりもぐっと持ち上がっている気がする。
(;^ω^)「う、あ、あのツンさんあの僕は君を愛しているんです、はい」
取り繕うようにして放った言葉は、ツンに効果はないようだ。
予想してました、と言わんばかりに肩を竦めた彼女は、形のよい唇からはぁ、と盛大な溜息をつく。
ξ゚⊿゚)ξ「騙されないわよ。あんた困るといーーっつもそれだもん!」
(;^ω^)「申し開きのしようもありませんで……! でもブーンはツンちゃん一筋です!」
ξ゚⊿゚)ξ「もー! 嘘ばっかり! あんたが他の子と浮気するからいけないんでしょ!」
(;^ω^)「あの、それが男のロマンシング・性と言いますか……。あっ、嘘嘘、ツンちゃんその振り上げた拳しまってお!」
ξ゚⊿゚)ξ「変な言い訳すんな! 正直に言え!」
(;^ω^)「し、正直……さっきまで凄く嫌な夢を見てて、体調が優れないと言うか……思い出せないのが気持ち悪いというか……
だからつい、他の子と遊んじゃったというか……」
いやほんと、遊びだったんですよ。ただの。
……って、過去形かよ僕。
ξ゚⊿゚)ξ「あんたねぇ……信じらんない……言ってる事とやってる事がちがうでしょーが!」
可愛い顔で、可愛くない事ばかりを言ってくるツンが、僕は好きだった。
( ^ω^)「し、ししし失敬な! そんな、ブーンがダメ人間みたいに……」
ξ゚⊿゚)ξ「大体ね! あんたが私との約束をすっぽかさなきゃこんな事にはならなかったんだからね!」
(;^ω^)「デ、デスヨネー」
ξ゚⊿゚)ξ「……何笑ってるのよ。怒ってるんだからね、私は!」
( ^ω^)「おー……」
目の前の彼女と、思い出せない夢の世界の、おぼろげな彼女の姿を見比べてそっと溜息をつく。
ξ゚⊿゚)ξ「だーかーらー、聞いてる? ブーン……ブーンったら!」
( ^ω^)「はっ! ご、ごめんお!」
思い出せない世界に意識を傾けていた僕は、ツンの声で現実に引き戻された。
正直、どうでもよくなってきた。思い出すの面倒くさいし。
思い出せないのは気持ち悪い気もするけれど。
思い出せないのなら、それはそれ。大して気にするような事ではないのだろう。
そうだ、そんなことよりも、まずは焼きもちをやく彼女を宥めることが優先事項だ。
まぁ、今更愛してるだの言う雰囲気じゃないしなぁ……。
そう言えば、彼女の口から、ストレートに僕への愛が紡がれたのは、一体いつの事だったか。
ξ゚ー゚)ξ「ふふふ、あんたのそういう能天気な所、大好きよ。ブーン」
遠い昔の、素直じゃなくて、照れ屋で、焼きもち焼きな彼女の姿を見て、僕は小さく笑う。
可愛い、大好きだったその、ツンの姿を。
夢のような世界で。
曇天模様の空は、いつの間にか澄み渡っていた。
スレで混乱引き起こしてしまってごめんなさい
テクニカル()キリッ な事しようとしたばかりに……
スレにも書いたけど、リア充の痴話喧嘩見ても面白くねぇんだよクソ野郎と言う方は
タイトル通りにするとメシウマです。
ヒントは結婚前・結婚後のコピペ(答えじゃねぇか)
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